山東省の最大規模の対日オンライン交流会「対話山東」を開催

(中国)

青島発

2020年08月06日

山東省人民政府、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)、ジェトロが共催する「対話山東-日本・山東産業協力交流会」が7月30日に開催され、日本と山東省の政府関係者や経済界トップらがオンラインおよびオフラインで交流を行った。

同交流会は東京、大阪に会場が設けられたほか、済南市、青島市など、省内の16市にも分会場が設置され、中国側主催者の発表によると、各会場の参加者は計600人、オンラインでの参加者は2万8,000人、山東省書記と省長が同時に出席したこれまでで最大規模となる対外交流イベントとなった。

冒頭、日本側から、二階俊博自民党幹事長、鳩山由紀夫元首相、横井裕駐中国大使、牧原秀樹経済産業副大臣などのビデオメッセージが紹介され、山東省の劉家義書記とジェトロの佐々木伸彦理事長はオンラインで対談を行った。

劉書記は、「日本と山東省は緊密な交流関係にあり、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においても相互に助け合ってきた。今後も、ヘルスケア、海洋経済、ハイエンド設備製造、化学工業、現代農業、文化観光等の分野において、交流や提携を強めることを期待する」と述べた。

ジェトロの佐々木理事長は、「対面での交流が難しい中、今後ジェトロはオンラインツールをフル活用して、山東省と日本経済との交流促進のため、企業支援を行ってきたい」と表明した。

日中双方の地方行政の責任者も参加し、村岡嗣政山口県知事からは同県の産業状況の紹介に続き、大阪府、山東省済南市、青島市などの経済状況、ビジネス環境などが紹介された。

また、併催イベントとして、「中日ハイエンド設備製造業マッチング交流会および山東省−愛知県投資・交流会」「中日健康・シルバー産業オンラインマッチング交流会」が開催され、今後、商談会などが9月30日まで継続的に行われる予定になっている。

写真 交流会の様子(ジェトロ撮影)

交流会の様子(ジェトロ撮影)

(朱秀霞)

(中国)

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