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第2四半期の失業率は4.0%、実態はもっと深刻か

(ニュージーランド)

シドニー発

2020年08月12日

ニュージーランド統計局は8月5日、2020年第2四半期(4~6月)の失業率(季節調整値)が4.0%となり、前期から0.2ポイント低下したと発表した。ただし、労働力の未活用率は1.6ポイント上昇して12.0%となり、2004年以来最大の上昇幅を記録した。

就業者数は前期比1万1,000人減の266万5,000人、失業者数は6,000人減の11万1,000人となった。労働力人口は世界金融危機以来最大の減少(1万7,000人減)の277万6,000人で、労働参加率は0.8ポイント減少して69.7%となった。また、実労働時間は前期比10.3%減、前年同期比9.1%減の8,140万時間となり、1986年の統計開始以来最大の減少を記録した。

同局によると、失業者の定義は、過去4週間で積極的に仕事を探しているか、次の4週間で新たな仕事を始める予定がある状態とされる。ニュージーランドが新型コロナウイルス感染の警報レベルを最高位のレベル4に設定し、ロックダウン状態にあった3月下旬から4月下旬の間は、失業者にカウントされなかった人々が多くなり、失業率の低下につながったという。同局が警報レベルの段階ごとに分析した失業率をみると、レベル4時点は2.7%だったが、レベル3時点で3.2%、レベル2時点で4.3%となり、現在のレベル1となった6月9日以降は4.9%に達していたという。制限緩和によって多くの人々が求職活動を再開したことがうかがえる。

なお、同局の分析結果によると、新型コロナウイルスの影響によって仕事を探していなかった、または働くことができなかった状態にあり、ロックダウンなどの制限措置がなければ失業者としてカウントされていた人は2万200人存在したという。これを含めると、同時期の失業者数は12万8,500人となり、失業率は4.6%となっていた可能性があると分析している。

(住裕美)

(ニュージーランド)

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