サウジアラビア人と同行する外国人の陸路での入国を許可

(サウジアラビア)

リヤド発

2020年08月26日

入国管理局は8月24日、「新型コロナ禍」で制限されていた人の往来のうち、サウジアラビア人とその外国人の家族、およびそれらがスポンサーとなり、行動をともにしている家事従事者について、陸路でサウジアラビアに入国することを許可する旨を正式に発表した〔サウジアラビア国営通信(SPA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます8月24日〕。

陸路での入国許可については、7月23日付で現地紙の報道もあったが、入国の要件などの詳細が明らかにされていなかった。入国可能な陸路は、クウェート国境のカフジおよび同ラカイー、アラブ首長国連邦(UAE)国境のアルバトハー、バーレーン国境のキング・ファハド橋の4カ所に限定されている。また、外国人の家族と家事従事者については、当該サウジアラビア人との関係性を証明する書類のほか、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提示が必要とされる。国外に退避中の外国人の再入国許可が待たれる中で、当局が発表する入国の条件に注目が集まっていた。

当地では3月7日に陸路が閉鎖された後、7月23日に一部が再開されて以降、陸路での入国規制が緩和されつつあるが、空路に関しては、国際線の発着が3月15日に一時停止したままとなっている。国外に居住するサウジアラビア人の帰国便と、サウジアラビア国内から海外への退避便に限り、特別便が不定期で運航している状況が続いている。国際線の運航再開予定については、8月24日時点では正式な発表はされていない。

(柴田美穂)

(サウジアラビア)

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