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湖北省、2020年上半期のGRP成長率はマイナス19.3%に

(中国)

武漢発

2020年08月11日

中国の中部地域に位置する湖北省、湖南省、河南省、江西省は7月下旬(注1)に2020年上半期の経済指標を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の深刻な被害を受け、3月中旬まで企業の操業が制限された湖北省の主要指標は、2桁の大幅減となった。

2020年上半期の域内総生産(GRP)は、湖北省が前年同期比19.3%減の1兆7,481億元(約26兆2,215億円、1元=約15円)、湖南省が1.3%増の1兆9,026億元、河南省が0.3%減の2兆5,608億元、江西省が0.9%増の1兆1,691億元となった(添付資料表参照)。

第1四半期のGRPは湖北省(39.2%減)、湖南省(1.9%減)、河南省(6.7%減)、江西省(3.8%減)だったので、それと比較すると、全ての省で第2四半期は経済回復基調に転じ、湖南省と江西省では上半期のGRP成長率がプラスになった。産業別にみた場合には、第二次産業の成長率で湖南省(1.6%増)、江西省(0.4%増)がプラスとなったが、河南省は0.1%減だった。湖北省は23.3%の大幅な減少となったものの、第1四半期と比べ約25ポイントの改善になった。

社会消費品小売総額の成長率は、全ての省でいずれもマイナスだった。特に、34.1%と大きく減少した湖北省では、4月上旬まで市民の外出が厳しく制限されたことなどが、押し下げる要因となった。一方で、電子商取引(EC)は好調な成長を遂げており、特に湖南省と江西省では、一定規模以上卸売小売業(注2)のEC企業の小売総額が、それぞれ32.2%、34.7%と大幅に増加した。

湖北省は、企業の再開が中国の他省・市と比べて1カ月以上遅れたことなどがGRPを押し下げる要因とみられており、同省政府は、上半期の経済状況について「第1四半期の『停滞』から、第2四半期は『再開・回復』へとシフトし、各経済指標の減少幅は徐々に縮小している」「企業の操業再開も進んでおり、経済は回復しつつある」との見方を示している。

(注1)湖南省は7月17日、湖北省、河南省、江西省は7月20日に発表。

(注2)その年の売上高が2,000万元以上の卸売企業と、その年の売上高が300万元以上の小売企業。

(李成一)

(中国)

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