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第2四半期のGDP成長率は前年同期比マイナス12.2%と大幅に悪化

(タイ)

バンコク発

2020年08月18日

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は8月17日、2020年第2四半期の実質GDP成長率を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内外の景気悪化が主要因となり、成長率は前年同期比マイナス12.2%と前期のマイナス2.0%から大幅に悪化、1998年のアジア通貨危機(マイナス12.5%)に次ぐ減少幅となった。

需要項目別の内訳をみると、外需は、物品・サービスの輸出が前年同期比28.3%減で、前期の7.3%減からマイナス幅が拡大。物品輸出およびサービス輸出はそれぞれ15.9%減、70.4%減と大幅に落ち込んだ。果物、ゴム製品、缶詰などの輸出が増加した一方、乗用車および部品、ピックアップトラック、電子部品などが減少した。物品・サービスの輸入も、23.3%減と前期の3.1%減からマイナス幅が拡大した。

一方、内需は、個人消費支出が前年同期比6.6%減と、前期の2.7%増からマイナスに転じた。新型コロナウイルスの影響から世帯収入が減少し、購買力の低下を招いたことが要因。非耐久財、特に食品や飲料は支出増加により伸びたものの、耐久財・半耐久財などの支出は減少した。また、総固定資本形成は8.0%減となり、前期の6.5%減からマイナス幅が拡大した。民間部門の投資は15.0%減で、前期の5.4%減より大幅に低下したが、政府部門の投資は12.5%増と、前期の9.3%減から大幅に拡大、運輸省所轄プロジェクトへの公共投資が寄与した。

NESDCのトサポン・シリンスパン局長は8月17日の会見で、雇用、不良債権、中小企業の資金繰りに対する懸念を述べた上で、インフォーマルセクターに属する推定1,600万人の労働者に対する支援策の必要性について言及した(「バンコク・ポスト」紙8月17日)。

2020年の実質GDP成長率の予測を下方修正

また、NESDCは、2020年の実質GDP成長率をマイナス7.3からマイナス7.8%とし、5月時の予測(マイナス5.0%からマイナス6.0%)をさらに下方修正した。世界経済の後退による輸出量の減少、外国人観光客数および観光収入の大幅な減少などが主な要因としている。

(岡本泰)

(タイ)

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