米USTR、対中追加関税リスト1適用除外8~10回目の延長是非のパブコメ募集
(米国、中国)
ニューヨーク発
2020年08月03日
米国通商代表部(USTR)は8月3日、対中追加関税リスト1(対中輸入額340億ドル相当の818品目)に関して、既に認定済みの適用除外の期間を延長すべきかについてパブリックコメントを募集すると官報で公表した。コメントは8月30日まで連邦政府のポータルサイトで受け付ける。
今回のパブコメ募集では、リスト1のうち、USTRが8~10回目に適用除外を認めた電気機器部品や機械部品など97品目が対象となる。10月2日に迫る適用除外の期限に関して、最長で12カ月間延長すべきか賛否のコメントを募集する。USTRは延長の判断基準として、これまでと同様に、該当品目が米国または中国以外の第三国で調達可能かなどを挙げている。
コメントを提出する場合は、USTRのポータルサイトで個人・企業情報を登録した上で、必要事項を記入する必要がある。コメントのうち、一般公開される情報と企業秘密に関わる情報は区別され、後者は公開されない。コメントとともに関連資料を添付する場合は、その資料が企業秘密に関わる非公開情報か公開して差し支えない情報かを示す必要がある。
なお、これまでに発表された各リストの品目別適用除外制度の概要と、各リストの適用除外対象品目の発表日および詳細は添付資料を参照。
(藪恭兵)
(米国、中国)
ビジネス短信 1077615c66a1cf91