上半期の新車販売台数、前年同期比45.1%の大幅減

(チリ)

サンティアゴ発

2020年07月07日

チリ全国自動車産業協会(ANAC)によると、2020年上半期の新車販売台数は前年同期比45.1%減の10万2,746台で、2009年以来の低水準となった。6月単月では前年同月比68.5%減の8,971台だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う、外出禁止措置により客足が遠のき、各店舗における販売減が深刻な打撃となった。

上半期の新車販売台数をブランド別にみると、トップ3はシボレー(シェア:11.0%)、スズキ(7.6%)、起亜(7.6%)の順で、どのブランドも前年同期に比べ大幅減となったが、トップ15のうち中国のMGだけが前年同期比で17.8%増加した(添付資料表1参照)。これは同社のスポーツ用多目的車(SUV)「MG ZS」の好調な売れ行きが要因となっている。日本ブランドは、5位日産、6位トヨタ、8位マツダで前年同期と比べ大きな順位変動はなかったが、三菱自動車は前年同期の8位から12位に順位を落としている。

タイプ別にみると、乗用車は前年同期比50.3%減の3万5,806台だった(添付資料表2参照)。SUV、商用車、ピックアップトラックもそれぞれ大幅に減少した。国内のSUV人気に加えて、手頃な価格帯をラインアップする中国車の台頭により、SUVのシェアが乗用車のシェアを上回っている。

自動車販売各社は、外出禁止措置の対象となっている地域向けにオンラインや電話を通じた販売を強化しているものの、2019年の販売台数に近づくことは厳しく、ANACは2020年の新車販売台数は、前年の37万2,878台に対し、26万5,000~29万台になると見通している。

(岡戸美澪)

(チリ)

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