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上半期の自動車販売は23.3%減少、中国車は好調

(ロシア)

サンクトペテルブルク発

2020年07月21日

在ロシア欧州ビジネス協会(AEB)の発表(7月7日)によると、ロシアにおける2020年上半期の新車乗用車および小型商用車の販売台数は前年同期比23.3%減の63万5,959台だった。「新型コロナウイルス禍」により、4月(前年同月比72.4%減)と5月(51.8%減)の販売台数が大きく減少したことが影響した。ここ10年間の各年上半期の販売台数としては、最も低い水準となった。

AEB自動車製造者委員会のトーマス・シュテルツェル委員長は上半期の販売台数について、第1四半期には緩やかに増加した一方(2020年4月16日記事参照)、第2四半期で急激に減少するという激しい起伏があり「ジェットコースターのようだ」と総括した上で、2020年の年間販売見通しを前年比23.9%減の133万9,000台と述べた。

上半期におけるブランド別販売台数で、最も多いのは地場乗用車最大手アフトワズのラーダで13万2,596台(前年同期比23.9%減)となった(添付資料表参照)。以下、起亜の8万1,219台(27.2%減)、現代の6万3,852台(27.5%減)と続く。

多数のブランドが販売台数を落とす中、中国ブランド車が好調だ。販売台数上位には入らないものの、特にハバルの6,663台(前年同期比90.8%増)、長安の2,234台(4倍)などが伸ばしている。自動車専門調査会社アフトスタト・インフォ(7月9日付)によると、1~5月の中国ブランド車の売上高合計は前年同期比で41.9%増の166億ルーブル(約249億円、1ルーブル=約1.5円)に達した。自動車コンサルタントのセルゲイ・ブルガズリエフ氏は、他国企業との連携により品質が向上したことで中国ブランド車は消費者の支持を得ており、「もはや低品質の製品との評価を受けなくなった」(「ガゼータ・ルー」7月14日)と評している。

在ロシアの自動車市場関係者はジェトロのインタビューに対し、今後の見通しについては新型コロナウイルス感染症の第2波のリスクなど「不確定要素が多い」ため、予測が困難な状況だ、と指摘した。中国ブランド車については、ロシアでの現地生産や販売網の構築を進めている動きを踏まえ、「ロシア市場で成長していくスタートを切った」と述べ、長期的に存在感を強める可能性があると分析した。

(一瀬友太)

(ロシア)

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