クメール正月休暇の振替時期、8月17~21日の方針

(カンボジア)

プノンペン発

2020年07月13日

カンボジア経済財政省(MEF)は7月9日、経済界代表を集めて、カンボジアのクメール正月の振替時期について意見を聴取し、振替時期を8月17~21日とすることにしたと発表した。今後、閣議、フンセン首相の最終決定を経て、正式な通達が出される予定だ。

今年のクメール正月は本来4月13~16日を予定していたが、フンセン首相は人々の移動や会食などの機会が増え、新型コロナウイルスの感染が拡大することを避けるため、感染状況が収束した後、適切な時期に5日間の代休を設定すると発表していた。

振替時期については産業界の関心も高く、特に製造業に関しては、一般に2カ月以上前から生産・人員計画を立てることから、早めに決定がされないと、生産計画が崩れ、困るとジェトロも相談を受けていた。ジェトロとJBACは労働省、経済関連省庁、業界団体などとクメール正月の振替について議論を交わし、最新情報を企業に提供するとともに、振替時期の早期決定を政府へ働き掛けていた。

(井上良太)

(カンボジア)

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