2020年上海国際映画祭が1カ月遅れで開幕

(中国)

上海発

2020年07月31日

上海市で毎年6月に開催される「上海国際映画祭」(以下、映画祭)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催期間を7月25日~8月2日として開幕した。

写真 「2020上海・日本映画週間」開幕式の様子(ジェトロ撮影)

「2020上海・日本映画週間」開幕式の様子(ジェトロ撮影)

7月26日、「2020上海・日本映画週間」の開幕式が行われ、「“隠れビッチ”やってました。」「ぐらんぶる」「痛くない死に方」「Red」「mellow」「楽園」の6本の日本映画が上映された。開幕式に、各作品の監督、俳優らゲストの登壇はなく、代わりにVTRメッセージが寄せられ上映された。感染拡大防止のため、オープニングセレモニー、レッドカーペットでのイベントも中止となった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、中国の映画館は1月23日から営業を停止していたが、7月16日に中国国家電影局が「新型コロナウイルスの感染防止常態化のもとで映画館の再開を秩序よく推進するための通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(国影発【2020】1号)(以下、通知)を発表し、低リスク地域の映画館に限り、7月20日から条件付き(注)で営業再開を認められている。

写真 入場前に手指消毒およびマスクを無料配布(ジェトロ撮影)

入場前に手指消毒およびマスクを無料配布(ジェトロ撮影)

(注)観客に対してはマスクの着用や飲食の禁止、映画館運営者に対しては、座席やトイレの定期的な消毒(1日5回以上)や、客席数を定員の3割以下に抑えることなどを求めている。

(李雪菁)

(中国)

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