現代自動車、第2四半期の営業利益が半減

(韓国)

ソウル発

2020年07月29日

韓国の現代自動車は7月23日、2020年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した。それによると、売上高は前年同期比18.9%減の21兆8,590億ウォン(約1兆9,236億円、1ウォン=約0.088円)、営業利益は52.3%減の5,903億ウォン、当期純利益は62.2%減の3,773億ウォンとなった(添付資料表1参照)。

同社は第2四半期の業績について、「新型コロナウイルスの感染拡大による主要市場での移動制限措置や、工場の稼働停止などの影響を受け、売上高と営業利益が大幅に減少した」と説明した。

世界での販売台数は前年同期比32.8%減の76万7,000台となった。国・地域別でみると、米国が24.1%減の14万5,000台、中国が20.3%減の12万7,000台、西欧が56.9%減の6万台となったほか、インドやブラジル、ロシアでも半減するなど軒並み減少した。一方、韓国国内では個別消費税の引き下げなどを受け、12.7%増の22万6,000台だった(添付資料表2参照)。

今後の事業環境について、同社では「新型コロナウイルスの感染拡大によるマイナス要因は第2四半期を境に改善していくと予想されるが、再流行や景気低迷のリスクは依然としてある状況」とし、「新車および高付加価値車の発売や、地域別販売の正常化を積極的に推進し、収益性を確保する」としている。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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