韓中間の航空便が増便

(韓国、中国)

ソウル発

2020年07月20日

韓国の国土交通部は7月10日、新型コロナウイルス感染症の防疫措置により従来の路線が制限されていた中国との航空路線について、韓中当局間で合意により、今後最大週20往復まで拡大していく旨を発表した。同部の発表によると、拡大される路線のうち、韓国の航空会社が運航するのは、仁川-広州、済州-西安、仁川-深センの3路線で、それぞれ7月中に運航開始となる見通しだ。

仁川国際空港公社によると、7月15日時点で韓中間は9路線(注)を週15往復運航(うち韓国の航空会社は4路線を週5往復運航)している。

韓中両国政府は、5月1日より企業関係者に対する入国制限の緩和措置(ファストトラック制度)を実施。韓国の企業関係者が緩和措置を利用して中国に入国する際には、在韓中国大使館(領事館)にて、ビザの発給を受ける必要がある他、搭乗前72時間以内の健康診断書の作成、中国への入国後のPCR検査などを経て、中国への入国が可能となる。

(注)(1)仁川-瀋陽(大韓航空)、(2)仁川-長春(アシアナ航空)、(3)仁川-威海(チェジュ航空)、(4)仁川-南京(アシアナ航空、7月12日より運航開始)、(5)仁川-成都(四川航空)、(6)仁川-青島(青島航空)、(7)仁川-北京(中国国際航空)、(8)仁川-上海(中国南方航空)、(9)仁川-広州(奥凱航空)。

(当間正明)

(韓国、中国)

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