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6月の米小売売上高は7.5%増、2カ月連続の増加

(米国)

ニューヨーク発

2020年07月20日

米国商務省の速報(7月16日付)によると、6月の小売売上高(季節調整値)は前月比7.5%増の5,243億ドルと、2カ月連続の増加となった(添付資料表参照)。なお、5月の売上高は17.7%増(速報値)から18.2%増に上方修正された(2020年6月22日記事参照)。

全米小売業協会(NRF)の会長兼最高経営責任者(CEO)のマシュー・シェイ氏は「先月の小売売上高の数値は非常に心強いもので、状況が正しい方向へ進み続けていることを反映している」と述べた。背景として「議会による緊急支援策が消費者の財布に入り、徐々に再開している地域社会に戻ることを喜ぶ人々によってつかわれたことは明らか」と指摘した。一方でNRFチーフエコノミストのジャック・クラインヘンズ氏は「改善がどれだけ長続きするかは、今後新規感染者の再拡大がどれだけ広範囲に広がるかに直接関係してくる」ととともに、「(大幅に増えた)失業者を(労働市場が)吸収して以前の状態に戻るまでには長い時間を要するだろう」と指摘した(NRFプレスリリース7月16日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

衣料、自動車・同部品、フードサービスなどが押し上げ要因に

業種別にみると、衣料が前月比105.1%増の171億ドルと、全体を最も押し上げた。次いで、自動車・同部品が8.2%増の1,102億ドル、フードサービスが20.0%増の474億ドルとなった。

減少した業種をみると、無店舗小売が前月比2.4%減の828億ドル、食品・飲料が前月比1.2%減の718億ドルとなった。

民間調査会社コンファレンスボードが6月30日に発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした6月の消費者信頼感指数は、98.1と、5月(85.9)より12.2ポイント上昇した。内訳をみると、現況指数は86.2(5月:68.4)と17.8ポイント上昇し、6カ月先の景況見通しを示す期待指数は106.0(5月:97.6)と8.4ポイント上昇した。

コンファレンスボードの経済指標シニアディレクターのリン・フランコ氏は、「消費者信頼感は6月に部分的に回復したが、パンデミック前の水準をはるかに下回っている」と述べた。また、「消費者の短期的な見通しはそれほど悲観的ではないが、経済活動の大幅な回復は予想していない」とし、「回復軌道が不透明かつ一様でないことに加えて、感染再拡大の可能性があることから、消費者が(落ち込みの)峠を越して、パンデミック以前の水準で支出をし始める準備ができていると判断するのは時期尚早だ」と指摘した。

(樫葉さくら)

(米国)

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