日本からの書類、配送日数は5月比で短縮

(エチオピア、日本)

アディスアベバ発

2020年07月30日

ジェトロが7月21日に東京からアディスアベバ向けに書類を発送したところ、DHLでは24日にアディスアベバで配送手続きに入った。この間は4日間であり、5月末時点で同様に送った際の6日間に比べ短縮した。

新型コロナウイルスの影響で人の往来は限定的となっても、国際間の書類のやりとりは必要不可欠だ。国際間の書類配送を手掛ける各社のホームページをみると、日本からエチオピア向けには一部で引き受け停止や通常よりも時間がかかる旨が案内されている。

主な企業では、日本郵便が扱うEMSPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は引き受け停止(7月17日時点。注1)。UPS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでは、明示的にはエチオピアは示されず、現地の制限による潜在的な遅れが発生し得る国に含まれる(7月22日時点、注2)。FedExPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は9月1日までは平時と比べて3日程度の追加の所要日数を予告中(7月21日時点、注3)。同様にDHL外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは2~10日の追加所要日数がかかるとしている(7月23日時点、注4)。OCS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは特に遅れを告知していない(7月18日時点、注5)。

配送状況は、新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じて各地で経済活動の制限や航空便の離発着などの影響を受ける可能性が残り、都度、各社の引き受け方針や遅延可能性を確認しながら余裕をもった準備が必要だ。しかし、今回の発送では日数が短縮する結果となった。

(注1)エジプト、モロッコ、ケニア、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワール、モザンビーク、南アフリカ共和国で同じ。

(注2)明示的にはナイジェリアで現地規制に応じながらの配送継続、南アとモロッコで多少の遅れを案内している。

(注3)平時と比べた追加所要日数は、エジプト2日、モロッコ2日、ケニア3日、ガーナ3日、コートジボワール3日、ナイジェリア3日、モザンビークで3日、南アで4日。

(注4)平時と比べた追加所要日数は、エジプト3日、モロッコ2日、ケニア1~7日、ナイジェリア2~7日、ガーナ2~7日、コートジボワール2~7日、モザンビーク2~7日、南ア2~7日。

(注5)南ア向けは6月19日から引き受け再開との記載がある。

(関隆夫)

(エチオピア、日本)

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