各州において、バー、クラブなどの新型コロナ対策措置を強化

(スイス)

ジュネーブ発

2020年07月28日

ティチーノ州政府は7月16日、新型コロナウイルス感染対策として、クラブやバーに対する人数制限等の措置を8月9日まで延長PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)することを発表した。同州は、7月3日から19日の期限で下記の措置を講じていたPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)が、新型コロナウイルス感染者数の再増加を受け、措置の延長を決定した。

  • 公共の場における30人を超える集会の禁止。
  • クラブやバーを含む立食の飲食店、ディスコ、ダンスホールでは、午後6時から閉店時間までの間、100人までの入店が認められる。
  • 立食の飲食店、クラブ、ダンスホールでは、顧客の情報を収集し、入店前に身分証などを確認すると共に、要請があれば、2時間以内に州医局へ報告しなければならない。

同様の新型コロナウイルス感染対策再強化が各州で見られる。バレー州では、7月16日から、ナイトバー、ナイトクラブ、ディスコ、午前0時以降までの営業許可を有する施設において、午後8時以降の同時入店できる人数を100人までとする措置が講じられている。ボー州でも、7月8日から、飲食店において、従業員のマスク着用と顧客情報の収集が強く推奨されるほか、同時に10人以上を収容する商業施設において、顧客と従業員のマスク着用が義務化された。また、宗教施設などにおいても信頼できる個人情報の収集システムの整備が強く求められている。

(和田恭)

(スイス)

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