レストランなどの午後9時までの営業を許可、席数は30~50%に減少

(フィリピン)

マニラ発

2020年07月01日

フィリピン政府は6月22日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う一般的コミュニティー隔離措置(GCQ)と、修正一般的隔離措置(MGCQ)の対象地域(注)におけるレストラン、カフェ、バーの店内での飲食について、客席数をそれぞれ30%以下、50%以下に減少させた上で午後9時までの営業を認めるとする決議「Resolution No.48, Series of 2020」を発表した。

政府は3月中旬に、午後8時から翌日午前5時までの夜間外出禁止令や公共交通機関の停止などを含む隔離措置を発動。これにより、レストラン、カフェ、バーといった外食産業の店内での飲食が禁止され、デリバリーやピックアップのみの営業にとどまっていた。その後、政府は6月3日付で、MGCQの対象地域で客席数を従来の50%に減少しての営業許可を発表。また、10日付で、15日からGCQの対象で同様に客席数を30%に減少した上での営業許可を発表した。

今回の措置は、マニラ首都圏を含めて夜間外出禁止令の対象時間を午後10時以降に繰り下げる地方自治体が増加したことを踏まえ、店内での飲食を午後9時まで認めたもの。

(注)GCQ、MGCQの詳細はフィリピンにおけるコミュニティー 隔離措置の最新状況(6月16日更新)参照。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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