広州市、新型コロナ感染拡大の一服後、初のオフライン展示会を開催
(中国)
広州発
2020年06月19日
広州国際防疫物資展覧会が6月10~11日、広州市保利世貿博覧館で開催された。会場は防疫製品、防疫設備、関連サービス、原材料の4つの展示エリアに分けられ、マスク、防護服、赤外線温度計、消毒液やマスク製造設備などの防疫物資メーカーが約600社出展し、約6,000人のバイヤーが来場した。この展覧会は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いて以降、に広州市で開催された初の展示会となり、初日には広州市の温国輝市長と胡洪副市長が出席し、会場を視察した。
会場でも感染症対策を徹底
広州市では、新型コロナウイルスの感染拡大が終息しつつあるが、今回の展示会では徹底した感染症対策が取られた。来場者の入場予約制を導入し、事前予約のない人は入場ができないとした。会場に入る前には、体温測定と本人の健康状態を証明する健康コード(穂康碼)の提示が必要となる。展示会場の入り口では、他の来場者との間隔を1メートル以上確保するよう求めた。
温国輝市長は「会議・展示事業は広州市の重点的な産業で、広州市の国際貿易センターの建設および経済の質の高い発展を推進する上で重要な構成部分でもある」と強調した。胡洪副市長は「今回の展示会の開催は広州市の疫病予防・抑制に関する能力を証明し、広州市の展示業界が回復を始めたことを示している。これを皮切りに、生産活動や生活の秩序の回復を引き続き加速させ、今年の経済・社会発展目標を全力で達成する」とコメントした。
(郭冬梅)
(中国)
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