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2020年版欧州イノベーション・スコアボード発表、各国の底上げ進む

(EU)

ブリュッセル発

2020年06月24日

欧州委員会は6月23日、2020年版「欧州イノベーション・スコアボード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。この文書は、EU加盟国と周辺国の人的資源、研究体制などイノベーションに関する各種の指標を指数化し、各国の強みを比較分析したもので、今回が19回目となる。10の主要項目からなる総合指数では、スウェーデンがトップを維持し、2011年以降10年連続で総合1位となった。

項目別トップは7カ国に分散

主要項目別のEU加盟国別順位を見ると、スウェーデンは「人的資源」で1位となり、人材層の厚みを示した。ルクセンブルクが「魅力的な研究体制」と「知財関連資産」、デンマークが「イノベーション・フレンドリーな環境」「ファイナンス・支援」、アイルランドが「雇用面のインパクト」「販売へのインパクト」と、それぞれ2項目で1位となった。その他、ドイツ(「企業投資」)、ポルトガル(「中小企業のイノベーション」)、オーストリア(「リンケージ(官民協力など)」)を含めた7カ国に項目別1位が分散し、国ごとの特色が表れる結果となった(添付資料表参照)。

欧州委は全体の傾向として、各加盟国のイノベーション力(innovation performance)の底上げが進み、加盟国間の差異は収束する傾向にあると説明する。2012年との比較でEU全体のイノベーション力は8.9%向上し、24カ国で改善しているという。

スコアボードでは、世界の主要国との比較も発表している。総合指数(推計値)では、韓国(138)、カナダ(125)、オーストラリア(114)、日本(105)がEU平均(103)を上回った。米国は総合指数99で、EUは2年連続で米国を上回ったとしている。中国は95で、イノベーション力ではEUの5倍の速さで成長しているとした。

欧州委のティエリー・ブルトン委員(域内市場・産業・デジタル単一市場担当)は「イノベーションは新型コロナウイルス感染拡大を克服するための取り組みの中核にあるもので、その重要性は今まで以上に高まっている」との見方を示した。

(安田啓)

(EU)

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