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「コロナ禍」で殺人件数が増加する一方、強盗・盗難は激減

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年06月09日

現地紙「G1」は5月25日、ブラジル公安局と共同で行った治安に関するモニタリング調査結果を発表した。2020年3月のブラジル全土における殺人件数は前年同月比11.2%増、前月比3.7%増の4,146件となった。人口が最も多いサンパウロ州の公安局が5月26日に発表した統計をみると、3月の殺人件数は前年同月比16.5%増、前月比36.2%増の297件(添付資料表参照)。4月は271件と3月に比べ減少したものの、前年同月比3.4%増で、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の同年2月比では24.3%増加している。

ブラジルでは3月から新型コロナウイルス感染症が拡大しており、連邦政府は、必需産業以外の操業を禁止するとともに外出自粛を要請している。4月も引き続き同様の措置が取られており、上記殺人件数の推移をみると、コロナ渦中で殺人件数が増加したことになる。

殺人件数の増加とコロナ渦中との因果関係について連邦政府からのコメントはないが、5月26日付の現地紙「G1」によれば、サンパウロ州軍警察のバティスタ・カミロ大佐は、アルコールや薬物に関連した殺人ではなく、知人間での殺人が増加していることから「外出自粛などによる環境の変化に伴うストレスが犯罪を助長している」との見方を示している。

サンパウロ州における4月の犯罪件数については、強盗件数が前年同月比30.4%減となるなど強盗、盗難、強姦の各件数は大幅に低下した。この理由について、カミロ大佐は「歩行者数の減少や企業活動の低下で、強盗や盗難の機会が減少した」との分析結果を明らかにしている。

(大久保敦)

(ブラジル)

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