マカオ向け日本産牛肉の月齢制限を撤廃

(マカオ、日本)

香港発

2020年06月05日

農林水産省は6月2日、日本産牛肉の月齢制限を撤廃し、骨付き肉を含めた全ての月齢の牛肉について、6月8日からマカオへの輸出が可能となった旨を公表した。マカオへの日本産牛肉輸出については、これまで30カ月齢未満の牛由来であること、および骨なし肉であることが条件に含まれていた。

2019年の日本からマカオへの農林水産物の輸出額は40億円(前年比9.3%増)で、日本全体の農林水産物輸出額(9,121億円)のうち0.4%を占める。国・地域別にみると、マカオは日本にとって20位の農林水産物輸出相手先で、輸出品目の第1位は牛肉となっている。マカオ向け牛肉の輸出額は7億8,100万円で、2013年の5億4,200万円と比較して44%増加した。

農林水産省動物衛生課の担当者は「今回の牛肉月齢制限撤廃がマカオへのさらなる牛肉輸出拡大の一助となることを期待したい」と述べた。

より詳細な条件は、下記のウェブサイトを参照。

(前田久紀)

(マカオ、日本)

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