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第1四半期のGDP成長率、新型コロナウイルスの影響を受け前年同期比0.4%

(チリ)

サンティアゴ発

2020年05月26日

チリ中央銀行の発表(5月18日)によると、2020年第1四半期の実質GDP成長率は前年同期比0.4%となった(添付資料の表1参照)。3月初旬に同国でも感染が確認された、新型コロナウイルスの影響が経済活動に影響を及ぼした。

需要項目別にみると、内需の前年同期比2.6%減の要因は、主に民間消費の減少によるもの。新型コロナウイルス感染拡大に伴った学校の休校措置、外出禁止措置による人々の移動制限、商業施設、レストラン、レジャー施設に課された営業制限により、民間消費を構成するサービスや耐久消費財への支出が減少したことが大きな要因となった。総固定資本形成(投資)は、建設関連の投資が前年同期から6.3%増加したものの、設備投資がマイナス9.6%と大幅に減少したため、0.4%の低成長となった。

財・サービスの輸出入は、輸出が1.4%増加し、輸入は8.9%減少した。輸出は主に銅の輸出増によるもので、輸入は金属製品、機械、設備の輸入減により大幅に減少した。

経済活動別にみると、成長に貢献したのは鉱業、金融サービス、建設で、GDP成長率全体への寄与率は、それぞれ73.1%、57.1%、46.6%となった(添付資料の表2参照)。鉱業は銅と鉄の生産増によるもので、建設は鉱業プロジェクトの増加と住宅などの建設増によるもの。

一方、国内の新型コロナウイルス流行に伴い、個人サービス、商業、運輸、レストラン・ホテルの4業種のマイナス成長が目立った。商業は特に自動車販売業と小売業が大きく影響を受け、運輸は外出禁止令による人々の移動制限から陸上旅客輸送が減少し、各国の国境封鎖により国際線の航空旅客輸送も大幅に減少した。

(岡戸美澪)

(チリ)

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