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第1四半期のGDP成長率は前年同期比マイナス0.5%、27期ぶりのマイナス成長

(オランダ)

アムステルダム発

2020年05月22日

オランダ中央統計局(CBS)は5月15日、2020年第1四半期の実質GDP成長率(速報値)を前年同期比でマイナス0.5%と発表、2013年第2四半期以来27期ぶりのマイナス成長となった。前期比でもマイナス1.7%と24期ぶりのマイナス成長で、特に家計消費支出は前期比2.7%減と1988年に現在の統計手法となって以来の最大の下げ幅だった。

需要項目別に前年同期比をみると、最終消費支出は1.0%減で、うち家計支出は1.3%減と6年ぶりのマイナス成長になった。特に、3月は6.7%減と記録的な減少となった。宿泊、フードサービス、レクリエーション、文化関連などのサービスと衣料関連への支出が減少した。これは、新型コロナウイルス感染拡大防止措置による3月中旬からの外出自粛要請、また多くの店舗が営業を中止した影響とみられる。一方、スーパーマーケットなどでの食料品関連への支出は増加し、これらは高い売上高を記録した。

総固定資産形成は0.9%増で、インフラ、オフィスビル、機械への投資が増加した一方、乗用車、大型トラックなどの輸送機器への投資は減少した。

財・サービスの輸出は、前年同期水準と変わらず(0.0%増)、化学製品、電気機械・器具の輸出が増加した一方、輸送機器と天然ガスの輸出は減少した。再輸出は増加したが、オランダ製品の輸出は減少した(添付資料表1参照)。

産業別にみると、イベント、公演が禁止され、またスポーツクラブ、理美容店などの営業閉鎖などにより、文化、レクリエーション、スポーツ、その他のサービスが前年同期比5.4%減と大きく落ち込んだ。商業、交通、宿泊、フードサービスも1.5%減だった。一方、建設業は3.1%増となり、今後の経済回復に貢献するとみられる。

製造業は前年同期とほぼ同水準(0.1%減)で、輸送機器がマイナス、食品、飲料、たばこがプラスの成長となった。会計、コンサルタント、広告代理店などの専門サービスは成長した一方、人材派遣、旅行代理店などのビジネスサービスは減少した(添付資料表2参照)。

(高橋由篤)

(オランダ)

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