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2020年3月の失業率、EU、ユーロ圏ともに0.1ポイント悪化

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2020年05月08日

EU統計局(ユーロスタット)の4月30日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、3月のEU27カ国全体とユーロ圏19カ国の失業率(季節調整済み)は、前月からともに0.1ポイント悪化し、それぞれ6.6%、7.4%となった(添付資料参照)。EUでは3月、多くの加盟国で新型コロナウイルス封じ込め措置が開始された。失業者数は、前月比ではEU全体で24万1,000人、ユーロ圏では19万7,000人の増加となった。

2020年3月の失業率を加盟国別にみると、チェコが2.0%と最も低く、スペインが14.5%と最も高かった(ただし、最新データが未発表のギリシャは、2020年1月時点で16.4%)。

失業率が0.5ポイント以上悪化した加盟国は、スペイン、キプロス(0.9ポイント増)、ルクセンブルク(0.8ポイント増)、ルーマニア(0.7ポイント増)、アイルランド、クロアチア(ともに0.6ポイント増)、フランス、リトアニア、ブルガリア(ともに0.5ポイント増)の9カ国だった。

ユーロスタットによれば、新型コロナウイルスに関連した制限措置を受けて、失業手当の申請件数が急激に増加したとしている。一方で、季節調整がコロナ危機の影響以前の基準で行われている上、封じ込め措置のために外出が制限されている、またはロックダウン期間中の子供の世話などのために求職活動ができない、求人がないなどの理由により求職活動を停止した場合は、ILOが定義する失業者として計上されないため、実際の失業者数と本統計で計測した失業者数の間に不一致が生じている点を説明している。その結果、イタリア(9.3%→8.4%)では0.9ポイントの改善が統計上では示されたように、一部の国ではコロナ危機の実態からは説明が難しい値となった。

2020年3月のEU27カ国の若年層(25歳以下)の失業者数は276万3,000人で、このうち227万5,000人がユーロ圏19カ国の失業者だった。若年層の失業者数の変化を前月比でみると、EU27カ国全体では5万9,000人、ユーロ圏では5万2,000人の増加となった。若年層失業率が最も低かったのはドイツ(5.6%)で、最も高かったのはスペイン(33.1%)だった。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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