米イリノイ州とインディアナ州、経済再開に向けた5段階の計画を相次ぎ公表

米国中西部のイリノイ州とインディアナ州はそれぞれ、新型コロナウイルス感染の影響を受けた経済の再開に向けた5段階の計画を公表した。

イリノイ州の計画（RESTORE ILLINOS）は、健康・医療に関する指標や許容される経済活動などをそれぞれ5段階で示すもので、州を4つの地域（北東部、北中央部、中央部、南部）に分けた上で、各地域がどの段階にあるかを判断し、段階が進むごとに可能となる経済活動の範囲を広げる。

J.B.プリツカー州知事は、5月1日から全ての地域が第2段階にあるとし、最も早い地域では5月29日には第3段階になるだろうと発言した。

段階ごとに可能となる主な経済活動と健康・医療に関する指標は添付資料を参照。なお、経済活動再開に当たっては、イリノイ州公衆衛生局（IDPH）による安全確保のためのガイドラインに沿う必要がある。

インディアナ州も5月1日に公表した計画では、各段階での目安となる期間を示しており、地域ごとに数週間単位で次の段階に進むかたちとなっている（概要は添付資料参照）。経済活動が完全に再開できる最終段階は7月4日と示している。

なお、計画は今後の状況に応じて変更される可能性がある。

（藤本富士王）