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隔離緩和地域の公共交通機関運行ガイドラインが発表

(フィリピン)

マニラ発

2020年05月11日

フィリピン運輸省(DOTr)は5月3日、感染リスクが比較的低い地域を対象に5月1日から実施している一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)の対象地域における、公共交通機関の運行ガイドラインを発表した。広域的隔離措置(ECQ)(注)対象地域が5月16日以降にGCQに移行した場合、当該ガイドラインが適用されるとする。

GCQ下では当局の指示に従う国際便の運航を許可

GCQにおいては、当局の指示に従う国際便、政府および軍の飛行機、救命および医療物資の輸送便、GCQ地域間の国内便、その他当局が必要と認めるフライトなどについて、運航を許可するとした。ただし、以下の条件の順守が求められる。

  • 全ての乗員にマスク、フェイスシールドまたは個人防護服の着用
  • 有効な旅行関連文書を所持した乗客のみ、検温を受けた上で空港施設に入場可能
  • 空港施設内でのソーシャルディスタンス確保
  • 非接触方法による保安検査
  • 携行荷物における個数上限の厳格な適応
  • 搭乗および降機エリアなど空港施設内の結節点における消毒用アルコールや、空港施設出入口における靴裏消毒プールの設置など

ECQ解除後または5月16日以降は鉄道の運行を一定条件下で許可

DOTrは、マニラ首都圏でのECQの解除後または5月16日以降に、LRT1号線、LRT2号線、MRT3号線および国鉄の運行を一定条件の下で許可するとした。具体的には、駅や車両内での1メートル以上の間隔の厳格な確保とそれを示す標識などの設置を義務化し、マスク不着用者や新型コロナウイルスの症状がみられる者、37.8度以上の熱がある者、高齢者、20歳以下の者および妊婦の駅への入場を許可しないとした。そのほか、車両、駅構内などの消毒、消毒プールやハンドソープの設置などを義務化した。

バスやタクシーの運行再開にも一定条件を付加

DOTrはさらに、公共交通としてのバスとジープニー(乗り合いバス)は、運転手と車掌を除き、定員を50%以下とすることを厳守するとし、タクシーと乗り合いタクシーは、乗客席に2人を超える乗客を乗せてはならないとした。ただし、助手席に1人を乗せることはできるとした。トライシクル(三輪タクシー)については、サイドカーに乗客を1人のみ乗せることが可能とした。全ての公共交通機関の運転手はマスクと手袋を着用し、車両やターミナル、乗客が十分に消毒された状態を確保し、感染と拡大を防止することを義務化した。私有の自動車とバイクは、IATF(新型コロナウイルス感染対策のための省庁横断タスクフォース)が外出を許可する者のみが乗車できるとし、私用の自動車は助手席に1人、乗客席に1列当たり2人まで乗車可能とした。バイクは運転手のみ乗用が可能とした。自転車やそれに類する乗り物の利用は大いに奨励される、とした。

船舶の定員を50%以下に抑制

船舶については、当局の基準により定員の50%以下に乗員数を抑制するとし、港湾施設に入る際は、健康状態申告書を提出の上で検温を行い、港湾施設や船舶内ではソーシャルディスタンスを確保するとした。空港と同様に、消毒プールやハンドソープを結節点などに設置し、常に清潔な状態を維持することとした。

(注)マニラ首都圏を含む、新型コロナウイルス感染拡大のリスクが比較的高い地域を対象に5月15日を期限に実施している措置。対象地域は(ルソン地方)マニラ首都圏、ヌエバ・エシハ州、ターラック州、ザンバレス州、バタアン州、パンパンガ州、ブラカン州、バタンガス州、カビテ州、ラグーナ州、リザール州、ケソン州、ベンゲット州、パンガシナン州、(ビサヤ地方)イロイロ州、セブ州、バゴロド市、(ミンダナオ地方)ダバオ市

(坂田和仁)

(フィリピン)

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