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米フィラデルフィア連銀、エコノミストによる第2四半期のGDP成長率見通しは大幅悪化と発表

(米国)

ニューヨーク発

2020年05月26日

米フィラデルフィア連銀が5月15日に発表したエコノミスト経済予測調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)によると、第2四半期(4~6月期)のGDP成長率見通しは、前期比年率マイナス32.2%の大幅減となった(添付資料表参照)。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米国内で多くの経済活動が停滞していることを反映して、2月時点の見通し(2.1%)から大幅に悪化(34.3ポイントの下方修正)した。

一方で、段階的ながら各州で経済再開が進む中で、年後半は回復に転ずることが見込まれており、第3四半期(7~9月期)は10.6%、第4四半期(10~12月期)は6.5%となっている。結果として、2020年の成長率は前年比マイナス5.6%と、2月時点の見通し(2.0%)から7.6ポイントの下方修正となり、2020年の実質GDP水準は前年を下回る見通しだ。

2021年以降については、2021年が3.1%、2022年が4.1%と回復が続くとされているが、GDPが新型コロナウイルスの感染拡大前である2019年の水準を上回るのは2022年となる。

労働市場や物価上昇率の見通しも大幅悪化

労働市場については、第2四半期の雇用者数は月平均764万7,800人減と、2月時点の見通し(16万8,600人増)から781万6,400人の下方修正となった。ただし、GDP成長率と同様に、年後半は回復に転じていくことが見込まれており、第3四半期は232万8,900人増、第4四半期は90万900人増とされている。結果として、2020年平均の雇用者数は、前年から月平均93万3,300人減にとどまる見通しとなっている。

失業率については、第2四半期は16.1%と、2月時点の見通し(3.5%)から12.6ポイントの上方修正となった。既に4月の失業率は14.7%(2020年5月13日記事参照)と戦後最悪を記録したが、第2四半期全体では同水準を上回る見通しとなっている。その後に関しても、第3四半期は12.9%、第4四半期は11.0%と、10.0%を上回る水準が続くとされている。

物価上昇率(コアPCE)については、第2四半期は前年同期比1.0%と、2月時点の見通し(1.9%)から0.9ポイントの下方修正となった。第3四半期は1.3%、第4四半期は1.4%、2020年(第4四半期の前年同期比)は1.3%と見込まれている。

(注)四半期ごとにエコノミストによる予測値を聴取。5月調査では42人が回答。

(権田直)

(米国)

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