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建設分野の低・中熟練外国人労働者約18万人が、14日間の自宅隔離に

(シンガポール)

シンガポール発

2020年04月21日

人材省は4月18日、4月20日午前0時から5月4日午後11時59分まで、建設分野で働く低熟練外国人労働者向けの就労パス「ワーク・パミット(WP)」保持者と、中熟練向けの「Sパス」保持者とその帯同家族に対し、自宅隔離命令(SHN)を適用すると発表した。この措置は、建設現場やその外国人労働者向けの宿舎で、新型コロナウイルスの感染が急拡大しているのを受けて発表された。

今回の14日間のSHNは、既に隔離命令が出されている低熟練外国人労働者向けドミトリーおよび、外国人労働者ドミトリー法(FEDA)に基づくドミトリーに居住する外国人についてはこれまでに別途、対応策が出されているため適用されない。また、建設分野で働く幹部・専門職向けの就労パス「エンプロイメント・パス(EP)」もSHNの適用除外となる。

4月20日付の「ストレーツ・タイムズ」紙によると、今回のSHNの適用対象者は約18万人に上る。雇用主は、SHNの適用となった各労働者について、携帯番号を人材省に登録させ、その携帯にメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」と感染追跡アプリ「トレース・トゥゲザー(TraceTogether、注1)」のダウンロードと、食事を手配することなどが義務付けられる(注2)。また、雇用主はこれら義務を遂行したか、毎日人材省への報告も求められる。なお、建設分野の中でも必須サービスに従事しているWPとSパス保有の外国人労働者は、雇用主が建設庁(BCA)に申請して、認められれば、作業を継続できる。

4月20日に1日当たり過去最高の1,426人の新規感染者が確認

同国で4月20日には1日当たりの新規感染者としては過去最高の1,426人の感染が確認された。この結果、新型コロナウイルスの感染者は、累計で8,014人(うち、11人が死亡)となった。同国では低熟練外国人労働者が頻繁に利用する商業施設や専用ドミトリー、建設現場など40カ所以上で、感染クラスターが確認され、外国人労働者の間で感染が急速に広まっている。

(注1)「トレース・トゥゲザー(TraceTogether)」は、新型コロナウイルスの感染者との濃厚接触の有無を確認できるブルートゥース技術を使った追跡アプリ。同アプリの利用はこれまで任意で、4月1日までに約100万人がダウンロードした。

(注2)今回SHNが適用された建設分野のWP、Sパス保持者の雇用主に課せられる義務の詳細については、人材省のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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