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新型コロナウイルスによる制限の緩和措置を発表

(オーストリア)

ウィーン発

2020年04月24日

セバスチャン・クルツ首相は4月21日、オーストリアでの新型コロナウイルスの1日の新たな感染者数が4月19日以降100人を下回っている状況を踏まえ、議会で「これまでに実施された規制措置が効果を発揮し、良い方向に向かっている。今後も状況を注視しながら段階的な措置を取っていく」と述べ、政府の制限措置に対する新たな緩和措置を発表した。

緩和措置は、以下の通り。

・5月1日からすべての小売店や理容業などのサービス業を再開(400平方メートル未満の小売店は4月14日から再開済み)

・5月1日から外出規制を緩和、同居者以外の人との会合も可能(詳細は4月28日に発表予定)

・5月15日から以下の施設の活動を再開

-学校(高学年から段階的に再開の予定)

-レストランなどの飲食店(客数制限などの規制は数日中に発表予定)

-役所窓口での各種手続き—国立博物館、美術館

-宗教施設での礼拝(人数等には制限あり)

・6月1日から国立オペラ座などの出演者による練習活動再開

これらの緩和措置には、マスク(注)着用と社会的距離をとることが義務付けられる。政府は緩和措置の効果を連続的に評価し、感染者数が急増した場合には制限措置を再開するなど、「非常ブレーキ」を引くとクルツ首相は述べた。また、旅行の自由化については欧州各国と協議する必要があり、時間を要することを理由に、今年の夏季休暇はオーストリア国内で過ごすことを推奨した。

感染者数が減少に転じ、外出規制の緩和が段階的に進む一方、失業率が上昇している。労働市場サービス(AMS)によると、失業者数は外出規制が始まった3月中旬から20万人近く増加し、過去最悪の50万4,345人に達した。3月の失業率は国内算定基準で、前年同月比4.7ポイント増の12.2%となった。現地スタンダード紙は4月20日付記事で、就労時間減少に伴う給与の減額を政府が一部補填する時短勤務制度の申請が急増しており、4月17日時点で約90万人分に達していると報じた。

(注)マスクの質までは厳密に問われておらず、マスクが無い場合にはスカーフで鼻と口を覆えば良いとされている。

(田中由美子、エッカート・デアシュミット)

(オーストリア)

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