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AMLO大統領が自動車部品産業の再稼働要請に前向きなコメント

(メキシコ)

メキシコ発

2020年04月10日

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO)大統領は4月8日の早朝会見において、自動車部品産業の稼働再開に関して前向きな発言をした。新型コロナウイルスに関する非常事態宣言を受け、現在、メキシコの自動車部品メーカーはいずれも操業を停止しているが、米国で完成車工場の操業が再開されるなら、それに先駆けてメキシコの部品工場の再稼働を認める意向を示したものだ。

記者からの質問に答えるかたちで、大統領は「米国で自動車工場が再稼働する際には、メキシコで生産される中間財を調達しなければならない」と語った。さらに、前日7日にヌエボレオン州モンテレイ市で、企業関係者から「米国での生産再開のめどが判明した時点で、サプライチェーンを維持するためにも米国に3~5日先立ってメキシコの工場を再稼働させることを承認してほしい」との要請を受けたことに触れ、大統領は「その要請を承諾した」ことを会見で明らかにした。

記者からの質問は、新型コロナによる経済危機への対応に関し、ビジネス界からの要請と政府の対策に大きな隔絶があるとするもので、これに対して大統領は、数多くのビジネスリーダーと面談を繰り返していることを強調するとともに、まず感染拡大を終息させて非常事態を脱することを優先し、その後、経済回復プログラムの3本柱を実施していくと述べた。3本柱の1つ目は、貧困と脆弱(ぜいじゃく)な環境下にいる2,200万人への支援を強化すること、2つ目は零細企業などに対する金融支援、そして、3つ目が200万人の雇用創出だ。

この回答の後に、自動車部品産業の稼働再開に関する発言が続いた。3月30日に政府が発令した「不可抗力の衛生上の非常事態宣言」において、操業継続が認められる必要不可欠な業種のリストに自動車・同部品産業が入っていなかったため、自動車部品メーカー各社は生産停止を余儀なくされ、サプライチェーン分断回避の方策を検討する必要性に迫られていた。こうしたことから、大統領の発言は自動車部品産業関係者に一定の希望を抱かせるものになったとみられる。また、大統領は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)についても一言だけ触れ、その早期発効に向けて前進しているとコメントした。

(稲葉公彦)

(メキシコ)

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