クメール正月の祝日は延期、感染予防措置を要請
(カンボジア)
プノンペン発
2020年04月13日
カンボジア労働職業訓練省(MOLVT)は4月7日、4月13~16日に予定されていたクメール正月の祝日を延期すると発表した。また9日には、事業者に対して同期間中に新型コロナウイルス感染予防対策を講じることを求める通達第13号を発表した。通達の内容は以下のとおり。
- 労働法の対象となる労働者は同期間中、通常どおり事業所で勤務すること。
- 労働者は同期間中、自主的に休暇を取得した場合、再び仕事に戻る前に14日間の衛生隔離措置を取り、隔離期間中の賃金を受け取ることはできない。
- 労働者は同期間中、雇用主の許可を得た上で休暇を取得した場合、再び仕事に戻る前に14日間の衛生隔離措置を取り、隔離期間中の賃金を受け取ることができる。
- 雇用主は同期間中に休暇を取得する労働者の名簿を作成し、監督官庁に提出すること。
今回の通達は急だったため、企業の間で混乱もみられるが、同省はこの感染拡大防止策への協力を呼び掛けている。なお、祝日の振り替えについては、日数を1日増やした5日分を適切な時期に設定するとしており、新たな通達の発表が待たれる。
(脇坂敬久)
(カンボジア)
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