モルディブで外出禁止2週間延長、国内感染者が急増

(モルディブ)

アジア大洋州課

2020年04月23日

モルディブ保健庁(Health Protection Agency)は4月17日、4月15日に発令し、延長していた外出禁止令の期間をさらに14日間延長し、5月1日午後 3時30分までと発表した(4月17日付在モルディブ日本大使館発表資料外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

モルディブ保健庁は4月15日、首都マレ市マレ島でモルディブ人1人の感染者が確認されたことを受け、同日午後3時30分から24時間の外出禁止令を発令。翌16日には、さらに期限を24時間延長(17日午後3時30分まで)していた。17日に発表された今回の延長措置は、17日午後3時30分からとなっている。

現在発令されている外出禁止令の内容は以下のとおり。

  1. マレ市マレ島、フルマレ島、ビギリンギリ島での外出および車両使用の禁止
  2. 公共交通機関(バス・フェリー)の全便停止
  3. マレ市(マレ島、フルマレ島、ビリンギリ島、ティラフシ島など)への全ての移動を停止

なお、警察・軍関係者、医療関係者とその車両、救急車、国家緊急事態庁(NEOC)発行の許可証を有する個人・報道関係者は、これらの制限の例外とした(15日付保健庁資料、同日付日本大使館発表資料)。

日本大使館はこれまでに、外出禁止令に伴い15日午後3時30分から16日までを臨時休館すると発表。17日の外出禁止令延長に伴い、大使館員はテレワークに移行するため、17日から14日間は閉館とし、緊急の際には夜間・緊急の連絡先まで連絡するようアナウンス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしている。

国内の感染者数は86人と急増

モルディブ保健省(Minstry of Health)によると、4月22日午前2時時点(現地時間)のモルディブ国内の感染者数は86人。15日に初めての感染者が確認されて以降、濃厚接触者らへの感染が確認されるなど、感染が急拡大している。

なお、モルディブにおける新型コロナウイルス関連情報は、日本の外務省ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(三木貴博)

(モルディブ)

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