ウズベキスタン、外出規制の影響で民間銀行中心のネットサービス拡大

(ウズベキスタン)

タシケント発

2020年04月16日

ウズベキスタンで新型コロナウイルスにより、首都タシケント市や地方の中核都市を中心に、外出規制が強化されている。銀行業界では、市民生活と企業業績への影響を抑えるべく、ネット経由のサービス拡大を積極的に図ろうとする動きが見られる。サービス内容は欧米や日本などでは通常よく見られるものだが、主体は民間銀行だ(添付資料参照)。

家電製品や生活用品など消費財分野でも、外出規制の影響で全面的にネット販売に切り替わっている。ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は1月の教書演説で、2020年を「デジタル年」と位置付けており(2020年2月3日記事参照)、政府内でも積極的にデジタル技術の導入を計画している(2020年3月17付大統領決定第4642号「タシケント市におけるデジタル技術の幅広い導入について」など)。新たなサービスの出現に新型コロナウイルス対策という側面があったにせよ、今後は民間に加えて政府サービスでもデジタル化の流れが加速することが予想される。

(高橋淳)

(ウズベキスタン)

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