アリゾナ州、自宅待機命令を発令、4月30日まで

(米国)

ロサンゼルス発

2020年04月02日

アリゾナ州のダグラス・デュシー知事は3月30日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、州内約728万人の住民に対して自宅待機命令PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(Stay Home, Stay Healthy, Stay Connected)を発令した。期間は3月31日午後5時から4月30日までとしている。自宅待機命令の主な内容は以下のとおり。

次の活動以外の目的で自宅を離れることを制限する。

  • 必要不可欠な活動をする場合
  • 必要不可欠な労働やボランティアに従事する場合
  • 必要不可欠なビジネスにおいて提供されるサービスや物を利用する場合
  • 個人事業主や家族経営事業に従事する者で,オフィスが自宅から離れており、一般向けのビジネスでない場合

必要不可欠な活動の例として、以下を挙げている。

  • 家庭で必要とする食料品や生活用品に加えて、在宅勤務や遠隔教育に必要となる設備や事務用品の調達
  • 緊急手当を含めた医療ケアのサービスを受ける場合や家族や友人、ペットの世話をする場合
  • 社会的に安全な距離を保ったジョギングやサイクリングなどの運動
  • 社会的に安全な距離を保った上での憲法で保障される活動(演説、宗教活動、法的手続など)

必要不可欠なビジネス以外の営業停止を命じる中、住民には外出を避け、適度な歩行をするなど健康に留意しつつ社会からの孤立を避け、外部とのつながりを保つよう推奨している。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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