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2020年3月のCPIは11.9%の上昇

(トルコ)

イスタンブール発

2020年04月13日

トルコ統計機構(TUIK)の発表(4月3日)によると、2020年3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比11.86%の上昇となり、前月の12.37%から低下した(添付資料の表1参照)。おおむね市場予測どおりの結果だった。

3月のCPI上昇率は、原油価格の急落と新型コロナウイルスを要因とした経済活動の鈍化に伴い、エネルギーが前年同月比で2月の15.54%から9.81%まで低下し、物価抑制に大きく寄与した。また、最大の構成比23.29%となる食品・飲料(アルコール飲料を除く)も、未加工食品の価格上昇が抑えられていることから、物価の押し下げに寄与した。3月は輸出が鈍化し国内での供給増となったため、価格を押し下げたと見られている。ただ、衛生面でも需要が高いレモンが、新型コロナウイルスの影響で需要が急増したことから、輸出が農業森林省による認可制となった。

主要商品項目では、通貨トルコ・リラの減価と自動車価格の上昇を要因として、耐久消費財が押し上げ要因となった。サービス部門は運輸、ホテル・レストランがわずかな上昇をみせたが、賃貸、通信は横ばいとなった。しかし、前月比では医療、ケータリングの上昇と宿泊費、運輸の低下といった、新型コロナウイルスの影響が見て取れる。

2020年3月の国内生産者物価指数(D-PPI)上昇率も、やはり原油価格急落の影響で、前年同月比で2月の9.26%から、8.50%に低下した(添付資料の表2参照)。他方、リラ安により、石油製品を除く製造業は上昇している。

トルコ中央銀行は、3月の金融政策会議で、政策金利を緊急措置として9.75%に引き下げた。中銀のウイサル総裁は「トルコ・リラは下落したが、国際商品価格、特に原油および金属価格の急落がインフレ率の見通しに好影響を与えている」とし、物価は第2四半期から鈍化し始め、年後半には1桁台に抑制されると期待している。トルコのインフレ率は2018年10月に25.24%でピークに達したが、政府は2020年末のインフレ率目標を8.5%に設定している。

(中島敏博)

(トルコ)

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