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アルゼンチン、2年連続のGDPマイナス成長に

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2020年04月01日

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は3月25日、2019年第4四半期の実質GDP成長率は前年同期比マイナス1.1%、前期比(季節調整済み)マイナス1.0%で、2019年通年のGDP成長率はマイナス2.2%と2年連続のマイナス成長になったと発表した。

2019年通年のGDPを産業分野別にみると、金融仲介(11.5%減)、漁業(10.3%減)、商業(大手・零細)・修理(7.8%減)、製造業(6.3%減)、建設業(5.5%減)など多くの分野で軒並みマイナス成長となった(表参照)。一方、農業・牧畜・狩猟・林業は、歴史的干ばつの影響を受けて落ち込んだ2018年からの反動で、21.5%増加した。また、鉱業・採石が、シェールガスを有するバカムエルタ鉱区の開発が活発化している影響で、1.2%増となった。

需要要素別にみると、政府、民間を合わせた投資(総固定資本形成)が15.9%減と大幅なマイナスになった。民間消費支出も6.4%減、政府消費支出も1.5%減となった。こうした内需の減退に伴い、財・サービスの輸入も18.7%減少した。一方、財・サービスの輸出は、通貨ペソ安の恩恵を受け、9.4%増加した。

表 四半期の実質GDP成長率〔前年(同期)比〕

マルティン・グスマン経済相は3月20日、2020年のGDP成長率はマイナス1.0%からマイナス1.5%になるとの予想を発表したが、これは新型コロナウイルスの世界的感染拡大前の試算だったため、実際にはより厳しい状況が予想される。3月25日付「クラリン」紙によると、コンサルティング会社のインベックは新型コロナウイルスの影響を考慮し、2020年のアルゼンチンGDP成長率は少なくともマイナス3.5%になると予想し、また、同じくコンサルティング会社のエコラティーナはマイナス2.0%になると予想しており、現状では3年連続のGDPマイナス成長になることが見込まれている。

(津下みなみ)

(アルゼンチン)

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