内務省、カフェ・劇場などを封鎖

(トルコ)

イスタンブール発

2020年03月19日

トルコ内務省は3月16日、新型コロナウイルス対策として、大勢の人が集まるカフェ、劇場、映画館、結婚式会場、インターネットカフェ、ゲームセンター、遊園地、温泉、マッサージサロンなどを、一時的に閉鎖すると発表した。同措置は3月17日0時からの施行となった。また、NGOによる研修を含むすべての種類の会議および活動(執行が求められる役員会などを除く)も、一時的に延期とするよう指示があった。

ファフレッティン・コジャ保健相は、3月16日の時点で新型コロナウイルス感染者数は47人に達したと発表した。16日に確認された29名の感染者は主に米国、中東、欧州、サウジアラビアに渡航歴、あるいはその地域から来た人と接触のある人だという。また、メヴリュト・チャウシュオール外務相は17日、欧州にいるトルコ人で帰国を希望する人向けにターキッシュ エアラインズが34便を用意し、3,614人の帰国を調整していると発表した。欧州からの帰国者は全員、帰国後はイスタンブール県とコジャエリ県の学生寮で14日間隔離されることになる。

トルコ民間航空総局(SHGM)は16日、フライトが停止された国の数を20カ国(中国、韓国、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、イラン、イラク、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国、アイルランド、ノルウェー、デンマーク、ベルギー、オーストリア、スウェーデン、オランダ、スイス)としたことを明らかにした。

(エライ・バシュ)

(トルコ)

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