税関当局が輸入関税などの支払猶予の受付開始

(米国)

ロサンゼルス発

2020年03月26日

米国税関国境保護局(CBP)は3月20日、米国での新型コロナウイルスの感染拡大の深刻化を受け、輸入関税などの支払猶予の申請受付を開始した。

CBPが発出外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした「貨物システムメッセージサービス」によると、関税、諸税および輸入手数料の支払いが猶予される。支払猶予の可否は、ケースバイケースでCBPが判断する。支払猶予を希望する輸入者は、担当部局宛にEメールで申請(注1)する必要がある。猶予期間や申請時に記載すべき情報の詳細などは明示されていないが、CBPは今後、追加情報を発表するとしている(注2)。

なお、本件について、「CBPへの申請時のメールの件名に輸入者番号と企業名を記載し、また、関税の支払い猶予を求める申請であることも件名に明示すべき」とアドバイスしている弁護士事務所もある。

(注1)申請先:CBP Office of Trade, Trade Policy and Programs(Eメールアドレス:OTentrysummary@cbp.dhs.gov外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

(注2)CBPは3月27日、支払猶予の受付を終了する旨を追加発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。支払猶予の対象となるのは3月20日から3月26日までに申請された案件となる。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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