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新型コロナウイルス感染確認者数は25人、ブラジルの入国者監視対象は全世界に拡大

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年03月12日

ブラジル保健省は3月8日、国内で確認された新型コロナウイルス感染者は25人に達したと発表した。

ブラジルでは2月26日に初の感染者(1人)が確認されて以降、9日後の3月6日までに感染確認者数が13人に達していた。事態悪化を受けて、ボルソナーロ大統領は6日、テレビ発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで「新型コロナウイルスの問題はさらに悪化する可能性があるが、現時点でパニックになる理由はない。専門家の指示に厳格に従ってほしい」と訴えた。

保健省の発表によると、感染者25人のうち、4人は国内での感染によるもので、残り21人はいずれも海外からの帰国者だった。帰国者の大半はイタリア渡航歴があったが、米国や英国からの帰国者による感染も確認されている。

感染の疑いがある人は663人で、検査結果が陰性の人は632人だった。8日までの検査総数657人に占める感染確認者の割合は3.8%。感染疑い663人に同比率を当てはめると25人になる。

感染者数25人の州別内訳は、16人がサンパウロ州に集中しており、次いで、リオデジャネイロ州が3人、バーイア州2人、ミナスジェライス州、エスピリットサント州、アラゴアス州、ブラジリア連邦区が各1人と感染が広がっている。ブラジリア連邦区の1人は52歳女性で、慢性呼吸器疾患を抱えていたため感染により重篤化し、現在、集中治療を受けている。

ブラジル政府は3月8日現在、感染防止策としての入国制限措置を導入していない。保健省は3月5日までに日本を含むアジア・オセアニア・中東、北米、欧州地域の計36カ国を監視対象としていたが、6日には原則、全世界からの入国者を監視対象とすると発表した。ただし運用上、当面は中南米やアフリカからの入国者は監視対象外としている。

保健省の指針によると、以下の1~3に該当する人は検疫の対象となり、検査結果の陰性が確定するまで、以下の1~2は新型コロナウイルス感染疑い、以下の3のケースは同感染が濃厚、の扱いとなる(発表資料参照PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。

  1. 監視対象地域から入国後14日間で発熱および何らかの呼吸器症状が表れた場合
  2. 新型コロナウイルス感染の疑いもしくは確定した人と濃厚接触し、かつ発熱もしくは何らかの呼吸器症状が表れた場合(濃厚接触の条件は、a.感染者または疑いがある者と2メートル以内に15分以上いた場合、b.感染疑いのある者と職場、受付、飛行機その他交通機関、学校・幼稚園など同じ環境にいた場合、c.感染確認者と偶発的に数時間接触があった場合、d.医療支援機関での待合室・エリアへの訪問・滞在での接触)
  3. 新型コロナウイルス感染者と自宅での接触後14日間に何らかの呼吸器症状もしくは発熱などの兆候や症状が表れた場合

感染疑いや感染濃厚と判断された該当者は、医療機関を通じて検体採取後、PCR検査が行われる。該当者は自宅隔離を指示され、具合が悪くなった場合のみ医療機関の診療を薦められる。自宅隔離の指示に強制力はないが、各州自治体の保健当局が行動を毎日確認する。

(大久保敦)

(ブラジル)

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