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スウェーデン、新型コロナウイルス感染に対する企業などの自主対策進む

(スウェーデン)

ロンドン発

2020年03月10日

スウェーデン国民衛生局の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(3月9日午後1時時点)によると、国内での新型コロナウイルス感染者は248人となり、感染が徐々に拡大している。同局は3月4日の記者会見で検査対象を拡大する方針を明らかにしており、今まで対応していた「検査官が自宅に出向いて検査する」だけでなく、「指定病院前に設けた検査所での検査」も加え、検査数が増加した。現地の医療専門紙(3月4日付「ダーゲンス・メデイシン」)によると、スウェーデン当局が感染地域からの渡航者やこうした渡航者との接触者に加えて、重症肺病患者にも新型コロナウイルスの検査をする方針を決定したことにより、さらなる感染者の増大が予想される。

国民衛生局による入国時の勧告については、同局ウェブサイトのQ&A欄外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。3月9日時点で感染拡大地域として、香港を含みマカオを除く中国全土と、韓国、イラン、イタリア北部、オーストリア・チロル州を紹介しており、これらの地域から帰国し、せきや発熱、呼吸困難などの症状が出た場合は、1177(ケアガイド)宛てに電話で症状と滞在地を連絡することを勧めている。

スウェーデン人に対する海外への渡航勧告はスウェーデン外務省のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで随時更新されている。3月9日時点で、中国・湖北省とイランへの全ての渡航の中止を勧告するとともに、香港とマカオを除く中国、韓国大邱と慶尚北道、イタリア北部(注)への不要不急の渡航中止をそれぞれ勧告している。同時点で日本への渡航情報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに関する勧告などは出ていない。

3月3日付「ダーゲンス・ニヘター」紙によると、イケアやアストラゼネカ、スカニアなどの大企業が感染拡大地域への従業員の渡航制限を自主的に開始しているとしている。現地企業関係者によると、政府に先行して対応する民間企業や学校がほかにもある。また、大手通信企業は指定した感染拡大地域に渡航した従業員や、同地域への渡航者と接触した従業員に14日間の在宅勤務を義務付けているという。指定地域に日本を含めている場合もあるため、注意が必要だ。

(注)ピエモンテ州、リグーリア州、ロンバルディア州、エミリア=ロマーニャ州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州、バッレ・ダオスタ州、ベネト州、フリウリ・ベネチア・ジュリア州、マルケ州、トスカーナ州。

(篠崎美佐、杉田舞希)

(スウェーデン)

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