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米ニューヨーク州で初の新型コロナウイルス感染者確認、州知事が4,000万ドルの緊急歳出法案に署名

(米国)

ニューヨーク発

2020年03月04日

米国ニューヨーク州で3月1日、州内初となる新型コロナウイルス感染者が確認された。これを受けてアンドリュー・クオモ州知事とビル・デブラシオ・ニューヨーク市長が3月2日に共同記者会見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行い、感染の詳細と今後の対応方針について説明した。また、3日には2人目の感染者が確認された。クオモ知事は緊急対策として4,000万ドルの歳出法案に署名した。

1日当たり1,000人分の検査を可能に

クオモ知事によると、州内初の感染者となったのは39歳の医療従事者の女性で、2月25日に勤務地のイランから帰国し、現在はニューヨーク市内の自宅で療養している。配偶者もイランに同行しており、陽性反応が出る可能性が高いとしているが、2人から感染が広がる可能性は低いとしている。州は念のため、2人が利用した航空便の搭乗者全員と、2人を空港から自宅まで送った運転手に連絡を取るという。2人目の感染者はウエストチェスター郡在住の50歳の男性で、重症のため入院している。この男性は最近、フロリダ州マイアミに旅行していた。

クオモ知事は2日の会見で、州内初の感染者確認を受けて、感染者が出るかどうかではなく、いつ出るのかが問題だと以前から周知してきたと発言した。今後は感染が拡大しないよう封じ込めに専念するとし、そのためにまず、1週間以内に州内で1日当たり1,000人分の検査ができるよう民間病院とも協力していく方針を示した。また、学校と公共交通機関などのための新たな洗浄手順を定めるとした。さらに、クオモ知事は3日、医療関係の人員と器材確保のために4,000万ドルの州予算を拠出する緊急事態法案に署名した。

正確な情報に基づき、日常生活の継続を呼び掛け

他方、ニューヨーク州では過去にも同様の疫病を経験していることや、新型コロナウイルス感染者の80%は自力回復をしていること、州内には世界最良の医療機関が整っていることなどを指摘した上で、事実を理解し安心するよう州民に呼び掛けた。州は新型コロナウイルスの特設ページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを開設している(注1)。

デブラシオ市長も2日の会見で、正確な情報に基づき、落ち着いて日常生活を送るよう求めた。感染の兆候があればためらわずに市内の病院で診察を受けるよう注意喚起し、金銭的な事情などで診察を受けられない場合は、市の緊急連絡番号の311まで電話するよう市民に呼び掛けた(注2)。

(注1)電話での情報照会には、ホットラインとして+1-888-364-3065の番号を用意している。

(注2)ニューヨーク市も新型コロナウイルスの情報提供ページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを開設している。

(磯部真一)

(米国)

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