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地場産業で育んだござの技術でエチオピアの展示会に出展、浅越機械製作所

(エチオピア)

アディスアベバ発

2020年03月16日

合資会社の浅越機械製作所(岡山市)は日本で唯一、「プラスチックござ」を織る機械を製造している。エチオピアで2月24~26日に開催された「第3回エチオピア国際貿易展示会」に日本からただ1社出展していた同社の髙際祥平氏、ベンジャバラ・ムラッド氏に2月26日、同社の強みや海外での需要について聞いた。

写真 出展した浅越機械製作所の髙際祥平氏(浅越機械製作所提供)

出展した浅越機械製作所の髙際祥平氏(浅越機械製作所提供)

(問)貴社の製品とその特長は。

(答)プラスチック樹脂(ポリプロピレン)を原料に繊維を作り、編み込んでござを作る機械を自社で一貫生産している。断片織機メーカーとしては世界トップシェアだ。もともと岡山県はござの産地だが、日本国内では生活環境も変わり、ござを利用する機会は減っている。そうした中で当社は海外にも目を向けて輸出に取り組んできた。その結果、現在日本で唯一のメーカーとして存続している。海外売上比率は8~9割ほどだ。アフリカには 1970年代から輸出しており、今では主力市場となっている。

インドなどにも似た機械を製造する会社はある。しかし、機械の構成部品1つとっても、それぞれの精度の違いは一目瞭然だ。この精度がござの織り目にも影響し、顧客である敷物メーカーの製品の品質に直結する。機械自体の稼働率も異なってくる。海外の競合他社の故障頻度を考えると、当社製品の稼働率が圧倒的に高く、顧客の利益率向上に直結する。代理店を置かずに自社の技術者が直接、顧客に機械の操作指導や維持管理に当たっている。

(問)プラスチックござの需要は。

(答)家庭での利用はもちろん、例えば、イスラム教徒が神に祈る際、それぞれが1畳ほどのござを広げており、その際に使われるのが当社の機械で作られた製品だ。北アフリカでは砂漠で生活する遊牧民のテントの中でも利用されている。じゅうたんに比べて軽く、砂も払いやすい。吸湿性がないので水をかければ、洗うのも楽だ。

(問)導入にかかる費用は。

(答)機械の性能やサイズにもよるが、原料となるポリプロピレン原料(PP)ペレットから繊維にする押し出し機や繊維を編みこむ機械など、小規模工場の製造設備一式でだいたい3,000~4,000万円ほどからとなる。

(関隆夫)

(エチオピア)

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