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アイルランドで新型コロナウイルスの初のコミュニティー感染か

(アイルランド)

ロンドン発

2020年03月10日

アイルランドで公的医療サービスを提供する保健サービス委員会(Health Service Executive:HSE)の新型コロナウイルス関連ウェブページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、3月5日に新たに7人の感染が確認され、国内の感染者は13人(同日午後9時18分時点)となった。

新たな7人のうち、アイルランド東部の男性4人は北イタリア旅行から帰国し、同じく東部の女性2人は北イタリアから帰国した感染者と濃厚接触があった。残る1人の男性については、公共放送局RTEが同日、保健省(Department of Health)の会見内容として伝えたところによると、海外の感染地域へ渡航しておらず、ほかの感染者との関係が不明なコミュニティー感染の国内初事例だと考えられている。この男性はアイルランドのコーク大学病院の隔離病棟で治療中のため、保健当局は濃厚接触した可能性のある医療スタッフを追跡するとともに、危機管理チームを設置して同病院での外来を中止し(6日の外来予約は全てキャンセル)、一部スタッフには自宅待機を要請した。

なお、4日にも、アイルランド西部で北イタリア旅行から帰国した家族4人(男性2人、女性2人)の感染が確認され、RTEによるとこの4人が居住する地域の複数の学校が閉鎖された。

感染に関する情報は保健サービス委員会のウェブページのほか、健康保護監視センター(Health Protection Surveillance Centre)の新型コロナウイルス情報ページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(随時更新)で確認できる。

同委員会では3月5日時点で、感染地域(中国、香港、韓国、日本、シンガポール、イラン、北イタリアのロンバルディア州、ベネト州、エミリア=ロマーニャ州、ピエモンテ州)に過去14日以内に滞在した国民に以下の対処を呼び掛けている。

  • 関連症状がある場合は自己隔離をし、家庭医(GP)または緊急病院(ED)には行かずに電話で詳細情報を伝える。
  • 特に症状がない場合は通常の生活を続けて良いが、症状を持つ人との接触を避ける。

アイルランド外務貿易省は6日現在、感染地域への渡航について以下のアドバイスを海外渡航情報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに掲載している。

  • イタリア(3月3日更新):渡航前の欧州健康保険証(EHIC)取得と医療旅行保健への加入を強く推奨。ロンバルディア州、ベネト州、エミリア=ロマーニャ州、ピエモンテ州への不要不急の渡航の中止を推奨。
  • 中国(3月5日更新)とイラン(2月29日更新):不要不急の渡航の中止を推奨。
  • 韓国(3月2日更新):渡航の際は十分な注意を払うこと。
  • 日本(3月4日更新)とシンガポール(3月4日更新):渡航の際は通常の予防措置(手洗いやアルコール消毒、くしゃみなどする際はティッシュや袖で口と鼻をふさぐなど一般的な感染予防の措置)をとること。

(杉田舞希、上田暁子)

(アイルランド)

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