新型コロナウイルス対策で学校を2~3週間休校へ

(トルコ)

イスタンブール発

2020年03月17日

レジェップ・タイップ・エルドアン大統領は3月12日、新型コロナウイルス対策にかかわる閣僚会議を主催した。会議後の記者発表によると、3月16日から全国の大学を3週間、義務教育の学校を2週間休校(1週間休校、2週間目からネットを通じた遠隔授業)とし、スポーツ試合も無観客で行うことが決定された。

さらに、12日以降、全公務員の海外への渡航を禁止し、海外へ渡航せざるを得ない状況では上司(大臣、県知事など)の許可が必要となった。国民に対しても、海外への渡航を自粛し、海外から帰国する人には健康診断と2週間の自宅での自主隔離を推奨した。

なお、13日、保健省は、国内初の新型コロナウイルス感染者と接触があった別の1人にも感染が確認され、計2人になったことを明らかにした(2020年3月12日記事参照)。

(エライ・バシュ)

(トルコ)

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