ニュージーランド、日本を含む全世界からの入国を禁止

(ニュージーランド)

オークランド発

2020年03月23日

ジャシンダ・アーダーン首相は3月19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、19日午後11時59分(ニュージーランド時間)より日本を含む全世界からの入国を禁止すると発表した。同時刻以降は全ての外国人旅行者および学生ビザや短期労働ビザ所有者は入国できない。

ニュージーランド国民および同国在住のオーストラリア国民と永住者などは引き続き入国できるが、到着と同時に14日間の自主隔離が必要となる。なお、人道的理由がある場合や同国への渡航が不可欠であるという理由があるサモア国民、トンガ国民などは、移民局が状況に応じて入国可否を判断する。

ニュージーランド政府は3月15日から全ての入国者に対し、入国後14日間の自主隔離を求める措置を講じていた。、同国では、19日13時現在で新型コロナウイルスの感染者は28人まで増加している。現地報道では、入国後の自主隔離措置が不十分であるというニュージーランド人帰国者家族のコメントが報じられた。

ニュージーランド保健省は3月16日、500人以上が集まるイベントの中止勧告を行っていたが、19日からは100人以上が集まる屋内イベントの中止も勧告した。

なお、入国制限措置は14日後に見直される。

(奥貴史)

(ニュージーランド)

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