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シュコダ・オートが生産休止、業界はチェコ経済への深刻な影響を危惧

(チェコ)

プラハ発

2020年03月19日

チェコ国内最大の自動車メーカー、シュコダ・オートは3月17日、翌18日22時より4月5日まで、チェコ国内3カ所にある工場全てにおける生産を休止すると発表。チェコ国内メディアが報じた。これは同日、シュコダ・オートの親会社であるフォルクスワーゲン(VW)・グループが、その欧州内全工場の一時閉鎖を決定したことに準ずるものである。

シュコダ・オートでは、労働組合が、従業員全員に14日間の自宅隔離を命ずるよう、会社側に求めていたと報じられている。

チェコ経済新聞によれば、同社は従業員数を維持することが最優先事項として、生産停止期間中、社員に対して3月29日までの期間は賃金の70%を、それ以降は75%を支払うとのこと。

チェコ自動車工業会のズデニェク・プレツル事務局長は、「従業員が新型コロナウイルスの職場での感染拡大を恐れ、神経質になるのは当然で、生産休止の決定もこれ以上の感染拡大を防ぐために不可欠なことと理解できる」と述べている。他方、同氏は、シュコダ・オートが、部品サプライヤーはもちろん、その他多くの国内請負事業者にとって大きな顧客である点を指摘し、「新型コロナウイルス感染拡大防止策は、自動車メーカーおよびサプライチェーン全体に膨大な影響を与えている」と指摘した、とチェコ・テレビは報じている。また、シュコダ・オートは、チェコGDPへの寄与度が高い企業でその生産休止はチェコ経済全体への大きな打撃となるとしている。

プレツル事務局長はさらに、VW、そのほかの欧州自動車メーカーの生産休止決定に言及し、チェコ自動車工業会会員企業のうち、部品サプライヤー企業の輸出額は全輸出の約40%を占める点、その大半が欧州向け輸出である点を指摘、自動車産業およびこれに関連する業界全体に莫大な損失を及ぼす恐れがあると警告した。

(中川圭子、木村玲子)

(チェコ)

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