大連市、飲食店における店内飲食を許可

(中国)

大連発

2020年03月25日

大連市政府は3月18日、「大連市における暫定的な営業停止等を受ける企業向けの営業再開に関する通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発布し、飲食店における店内飲食サービスや図書館など公共施設の再開を許可した。一方、映画館、学習塾、ジム、屋内観光施設、および換気や消毒などの条件を満たさない施設については、営業再開を見送る。

店内飲食サービスの提供にあたっては、利用者の体温測定、換気・消毒などの措置に加え、一度に受け入れる利用者数の制限、利用者同士の間隔を1.5メートル以上取ること、利用者の滞在時間をなるべく短くするなど、一定の条件を設けた。また、ビュッフェ形式のサービスは引き続き禁止しており、従業員が配膳するよう求めている。

学校や企業内に設置された食堂に対しては、食事時間の集中を避け、利用者同士は1.5メートル以上の間隔を取り、同一方向に向かって座るなど、他者との濃厚接触を避ける措置を取るよう義務づけた。

店内飲食サービスの再開により、飲食店の経営状況は次第に改善していくと予想されるが、営業時間の制限などが厳格に実施される場合、売り上げへの影響はしばらく続くことが予想される。東北3省のその他都市では、吉林省長春市が3月8日、遼寧省瀋陽市が3月17日より店内飲食サービスを再開している。

(呉暁東)

(中国)

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