新型コロナ対策によるブラジル農牧省の出勤制限で、港湾輸入検査への影響懸念

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年03月24日

ブラジル農牧食糧供給省(MAPA)は3月16日、以下に該当する同省職員の在宅勤務を推奨する指示文書を発出した。指示内容は即日適用される。

  1. 60歳以上の者
  2. 妊婦
  3. インフルエンザ、風邪、呼吸器疾患の症状がある者
  4. 免疫不全または慢性的な重度の疾患を持っている者
  5. 十分な年齢に達していない子を持つ親で、第三者が世話をすることができない場合
  6. 国外から帰国した者
  7. 感染の疑いがある者と接触した者
  8. 新型コロナウィルス感染者と同居している者

本文書はMAPAの全部署に向けて発出されており、港湾の輸入検査官も対象になっている。これにより輸入検査体制が縮小され、通関遅延が発生することが懸念される。

(山本祐也)

(ブラジル)

ビジネス短信 a03d3c914a409468