チェコ国内初の感染者確認、北イタリアやソウル直行便を停止へ

(チェコ)

プラハ発

2020年03月04日

チェコ保健省は3月1日、国内で初めて、3人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。

3人の内訳は、チェコ国籍2人と米国籍1人。チェコ国籍の1人は、イタリア北部ウディーネ市内滞在後に帰国し、自宅で自主隔離後、症状が表れたためプラハ市内ナ・ブロフツェ病院の感染病棟に隔離入院。もう1人はイタリア北部ベネト州への家族とのスキー旅行後に帰国、ウースチー・ナド・ラベム市(北ボヘミア)市内のマサリク病院に入院中。米国人はイタリア・ミラノ市留学中で、観光のため、プラハ訪問中、症状が表れたためナ・ブロフツェ病院の感染病棟に隔離入院となっている。

保健省によると、いずれも症状は軽い。ベネト州に旅行に訪れていた感染者の家族も隔離されており、そのほかの濃厚接触者についても、衛生局が中心となって追跡しているところだ。

アダム・ボイチェフ保健相はあらためて、不要不急の場合、感染地域への訪問を控えるように呼び掛けた。

3月2日に開催された国家安全委員会は航空便に関し、3月5日から、イタリアのエミリア・ロマーニャ州、ピエモンテ州、ロンバルディア州、ベネト州発のチェコ国内へのフライトを停止。韓国についても、直行便〔うちチェコ航空運航便は既に2月27日に停止(2020年2月28日記事参照)〕を完全停止する旨を決定した。うちチェコ航空が運航するプラハ発のミラノ、ボローニャ便については3月2日から4月6日までの期間の停止が即刻適用された。その他の北イタリア各都市との直行便に関しては3月5日から2週間、ソウル便に関しては、3月5日から政府の運行再開決定まで停止される。

同委員会は同時に、3月5~8日に、チェコ南部のノベー・ムニェスト・ナ・モラビエ(ビソチナ州)で開催予定のバイアスロン・ワールドカップを、観客なしで実施することも決定した。

チェコ国内で3月2日現在、新型コロナウイルス感染検査を受けた人の数は211人で、上記3人を除く208人は陰性の結果となっている。

(中川圭子)

(チェコ)

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