ウルグアイ、隣国での新型コロナウイルス感染者発生を受け、予防策を準備

(ウルグアイ)

ブエノスアイレス発

2020年03月06日

ウルグアイ公共保健省のミゲル・アスケタ保険局長は3月3日、隣国アルゼンチンで初の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、ウルグアイにおける感染予防態勢について発表した。ウルグアイでは3月3日に新政権が発足したばかりだ。

公共保健省は「ウルグアイの予防態勢は整っている」とし、感染の疑いが生じた場合は世界保健機関(WHO)のガイドラインにのっとり、「24時間で検査を行うなどの対応が可能」と説明している。

3日時点でウルグアイでは新型コロナウイルス感染者は確認されていない。感染の疑いがある者は2人いたが、検査の結果、陰性だったことが明らかになっている。ただ、隣国アルゼンチンとブラジルで感染が確認されていることから、公共保健省は「今後、感染のリスクは非常に高い」としている。国内で新型コロナウイルス感染が確認されたというフェイクニュースがSNS上で拡散したが、同省は「このような事実はない」と否定する声明を出している。

アスケタ保険局長は「現時点でウルグアイ入国時のスクリーニング検査や入国制限などといった特別な措置を取る必要性はない」とし、感染の疑いがあれば検査を行う方針を明らかにしている。

(山木シルビア)

(ウルグアイ)

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