九州電力、キューバの再エネ電力マスタープラン策定プロジェクトを受託

(キューバ)

メキシコ発

2020年03月27日

九州電力は3月24日、日本気象協会と共同で、国際協力機構(JICA)の「キューバ国再生可能エネルギーの開発に向けた電力セクターマスタープラン策定プロジェクト」案件を受託したとプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。キューバ電力公社(UNE)と共に、同国の再生可能エネルギー導入に向けたコンサルティングを行う。受託期間は2020年3月~2022年2月の2年間。これまで九州電力は、2017年4月~2018年6月にキューバで再エネ導入に係る情報収集・確認調査、また2018年12月~2019年2月に電力セクターマスタープラン策定プロジェクト詳細計画策定調査を実施してきた。今回のプロジェクトの主な業務内容は以下のとおり。

  1. 再エネポテンシャルの評価と開発エリアマップの作成
  2. 2030年までの再エネ開発計画への電力系統の安定化策の提案
  3. 電力セクターマスタープランの策定
  4. UNE関係者の技術力向上のための技術移転・指導

ハバナ国際見本市に3年連続のプレゼンス

九州電力は、ジェトロがジャパンパビリオンを設置したハバナ国際見本市に、2017年と2018年に連続でブースを出展した。2019年は広報出展となったが、九州電力のプロジェクトをまとめた映像コンテンツを展示し、来場者からは「日本の再生可能エネルギーの情報に興味がわいた」といったコメントがあった。

(注)UNEは、2030年までに、再エネ比率を現状の約5%(キロワット時ベース)から24%に引き上げるための、再エネ導入推進化プロジェクトを実施するとしている。

(志賀大祐)

(キューバ)

ビジネス短信 2f66cba9edc4a168